SJC、ジェトロ・バンコク事務所と共催で第6回セミナーを開催 ― 日系企業の競争力を高める「現地市場戦略」とマーケティング現地化の新潮流を探る ―
サシン日本センター(SJC)は、2026年3月18日、ジェトロ・バンコク事務所と共催で第6回共催セミナーを開催しました。本セミナーは、「日系企業の競争力を高める現地市場戦略 ― 戦略×マーケティング現地化の新潮流」をテーマに開催され、タイをはじめとする海外市場において日系企業が持続的な競争優位を確立するための実践的アプローチについて、産学双方の視点から議論が行われました。
近年、グローバル競争の激化や消費者ニーズの多様化が進む中、企業には単なる輸出や海外展開にとどまらず、現地市場に適合した戦略の構築と高度なマーケティング現地化が求められています。本セミナーは、こうした課題に対応するため、学術研究と実務の双方から最新の知見を共有することを目的として開催されました。
セミナー冒頭では、ジェトロ・バンコク事務所 次長の山崎牧子氏より開会挨拶がありました。続いて、広島大学名誉教授/岐阜聖徳学園大学教授の村松潤一氏による基調講演が行われ、「価値共創マーケティング」の概念とその実践的意義について紹介されました。顧客やパートナーとの共創を通じて価値を創出する同アプローチは、現地市場への適応力を高める重要な視点として、参加者の関心を集めました。
さらに、村松氏の研究チームによるプロジェクトのスポンサー企業である株式会社神戸製鋼所の宗陽一郎部長より、企業の立場から講演が行われました。同氏は、プロジェクト参画の背景や具体的な取り組み、さらには現地市場における課題と実務的な対応について紹介しました。
また、SMC日本センター顧問/明治大学専門職大学院教授の藤岡資正氏は、日系大手住宅メーカーのタイ進出を事例に、現地化戦略の実践と成功要因について講演を行い、実務に直結する示唆を提供しました。
本セミナーには、タイに進出する日系企業の経営者や駐在員に加え、政府関係者、コンサルタント、研究者など約50名が参加しました。講演後には活発な質疑応答および意見交換が行われ、盛況のうちに終了しました。
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