タイの不動産神話
タイの不動産価格は安定的に上昇し、2009年初めから2018年末までの10年間に、例えば、コンドミニアムの価格は2倍近くになっています。これは平均値ですのでバンコク中心部の物件では2倍、3倍の価格上昇も珍しくはありません。
コンドミニアム需要の高騰はタイ人中間層と富裕層、そして外国人投資家(主に中華圏)の影響が挙げられます。タイ人富裕層がバンコク都心部に5戸以上のコンドミニアムを所有することも珍しくありません。
この現象はタイ人中間層の投資意欲に拍車をかけ、身の丈以上の借金を背負って、コンドミニアム購入に走るタイ人の増加を生み出しました。制度の未整備、不動産業者の見通しの甘さなどいくつかの要因が重なり、タイ人の住宅ローンが2000年代に入り、急速に増加していきました。
0コメント